Honda CBR250Rにスマホ充電用のUSBポートを後付けした時のメモを全4回で紹介。今回は2回目のリレーの仕組み勉強編。リレーって面白い電子部品ですね。
そもそも電気初心者なので、リレーってなに?っていうところから勉強が必要でした。
リレーの仕組み
エーモン1245のパッケージ裏面より転載。
リレーからは4色の線が出ていて、「青ー黒間に電気を流す」と、それを合図にして「黄ー赤間に電気が流れる」スイッチの一種…と思っておけば良さそうです。
今回はバッ直ではなくて、リレー方式でUSBポートを後付けするので、こんな感じになればいいわけですね。
- 青-黒の間に電気が流れる=エンジンをかけている
- 黄-赤の間に電気が流れる=USB機器に電気がながれる
今回の回路
ヒューズボックスの中の、キーON(エンジン始動)で電気が流れるヒューズから電源分岐します。
キーをひねると、内側の回路に電気が通って内側の回路で電気が流れます。(これはリレー装着前と何も変わらない、バイクを買った時からこうなっている。いわゆる普通の状態)
緑の回路に電源が流れると、それを合図にしてリレーの中のスイッチがカチリ。外側の回路に電源が流れ始めるという仕組み。
ヒューズボックス接続について
キーONで電気が流れるようにするのであれば、ACC電源のヒューズからUSBポートの電源を取ればリレーなんていらないんじゃないの?と思って友人に聞いてみたところ、できるけど安全を考えたらやめておいた方がいい。とのこと。
※ACCはエンジンスタートの前のメーターがウィーンってなる鍵のポジションで電源ONになるやつ。アクセサリ電源っていうらしいよ。
ヒューズボックス内のヒューズにはすでにいろいろな機器がぶら下がっていて、ヒューズの許容範囲以上の電流が流れると、ヒューズが切れて回路が遮断されてしまう。
例えば、こういう回路を作ってしまうと、万が一USBポート回りで電流が流れすぎたとき、ヒューズが切れ→ブレーキランプとヘッドライトが消える…など、既存配線に影響が出てしまう。
暗い道で突然ヘッドライトが消えたら…と思うと…これは…怖い。やめておいた方が良さそう。
リレーをかませておけば、ヒューズボックス内のヒューズにかかる負担は、リレーを稼働させる150mA(エーモン1145の場合)になって、USBポートを直結するよりもよっぽど負荷がかるくなる。
さらに、USBポート回りで電流が流れすぎても、回路が独立しているのでブレーキランプには影響がでない。
※今回は上から二つ目のヒューズを入れ替えるので、万が一ヒューズが切れるとライセンス灯、尾灯、ポジションランプ、制動灯、ウインカー、メーターが動かなくなる。最悪ぶっとんでも大丈夫そうなヒューズから電源を取らないとダメ。ヘッドライトとエンジンを止めるわけにはいかないから…やっぱり二番目が無難なのかなぁ。と。
さて、仕組みが分かったところで、次回、カウルを外す。
それでは、みなさま良いバイクライフを。がばりんちょが言いました!
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2017/10/14 以下を修正しました
・回路の絵にヒューズを追加、ヒューズ選定方法について追記
・ヒューズボックスの図を修正
・その他、細かい文章の修正
2019/09/30 エーモンの1245は3235に型番が変更になりました
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