今日もまたタイトル買い。
=概要=
経営学の先生のNewsPicksでの連載に加筆したもの。読者の質問に対して、原則「好きにしてくれ」+「その心は」という構成。予想外の内容だったけど面白く読んだ。質問は仕事選びや、転職について、イラっとする上司、ジョブローテーションの意味など「ありそうな質問」が多い。それに対して、ほとんど全ての回答が「好きなようにしてください」になる。因みに経営学っぽい話題はほとんど出てこない。
印象的だった回答から少し紹介すると以下の通り。
- 「環境比較」は無意味
同じ環境に居ても生き生きしている人と、そうでない人がいる。仕事を選ぶのは仕事内容で行うべき - 「誰も頼んでないんだよの原則」
自分の意思で会社に在籍している。「~せざるを得ない」なんて言うことはない。仕事を受けるのも自由、辞めるのも自由。 - 自分の適性が分らないなら「自分はこれが向いている」と思い込むのが良い。これは違う」と思ったら新しい思い込みを探せばいい。
- 「イラっとするのは幼児性の現れ」
世の中のことが自分の思い通りになると思うからイラっとする。大人は世の中のすべてのことは自分の思い通りにならないと思っている。大人はたまにうまく行くとニコッとするものだ。
楠木先生のポリシーは無努力主義。現実と理想の乖離を努力と定義して、努力して埋めると思うものはうまくいかない。楽しくて作業しているうちに乖離が埋まっていくことをする。という。更に仕事はアウトプットが顧客に喜ばれることと定義している。
全体的には肩の力を抜いて生きていいのだ。という内容だけれど、楽しくてやめられないほどの何かで、しかも顧客に喜ばれるアウトプットが出せる仕事とというのは…難しいな。好きなようにしてみるとする。
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