こんにちは。がばりんちょです。
今日はゴルフに行ってきました。ドライバーは絶好調だったのに終わってみたらいつもどおり。ゴルフって…ねぇ…。
RAIDeX なる技術がIOデータから公開されていました。RAID1はファイルの書き込み時に2つのHDDに同時に同じデータを書き込むことで、片方のHDDが壊れても、もう一方のHDDにも同じデータが残っていてデータが失われない…という技術。
一方のHDDが壊れた場合は壊れたHDDを取り替えて、残っているHDDから新しいHDDにデータをコピーして、RAID1を復旧する仕組み。なのですが、大抵の場合、同じ日にHDDを買ってきて稼働を始めて、同じデータを書き込み続けるので、似たようなタイミングで壊れてしまうんですよね。復旧中に壊れてしまうと、RAID崩壊、データは失われてしまいます。
んで、RAIDeXはRAID1で同時にHDDに書き込むところまでは同じで、ファイルの読み出しを片方からだけに制限することで、HDDの稼働率に偏りをもたせて、HDDが同時に壊れてしまうことを防ぐことで、データ消失率を大きく下げますよ!という技術な訳です。これはすごい、説明されてみると誰でも思いつきそうなところが尚すごい。なんなら自分が思いつきたかった!!!
…と一通り感動したあとで、あれ?RAID1でファイルを書き込むときは同じ内容を2つのHDDに同時に書き込む。では読み出すときは?このページによると読み込みするときはRAID0的な動作(2台のHDDをからファイルを読んで高速化)をしているらしい。なるほど。(ちなみにコンペアもしてない)
つまり、RAIDeXという技術は、書き込みはRAID1、読み込みは単体HDDになる技術ということだな。わかったようなつもりになっていることも、いざ説明しようとすると実はわかっていないポイントが見つかる…という典型のような話でした。
それでは。
2025/1/26 追記
やっぱりRAID1でファイルを読み込むときは、速度のメリットはないような気がする…と思い、再度確認。知恵袋を見るとRAID1では読み込み時は1つのドライブからファイルを読み取ると記述がある。一方でIOデータのWebだと、RAID1には速度のメリットがあると記載が。うーん。自分の認識としては、RAIDを組んでも大体同時に壊れる…なので、読み込みも書き込みもしている…と考えたんだけど、RAIDコントローラの使用で、同じRAID1でもいろいろな動き方があるのかもしれない。ファイル1はAから、ファイル2はBからというような読み込みをしている場合でもだいたい同じような時期に故障するという理屈は通るような気がする。
ということは、元から片方からしかデータを読んでいないRAIDコントローラがいるとすると、RAIDeXにはあまり新規性がないのかもしれない。ただし、IOデータ製品ではRAID1に速度メリットがある(おそらく両ドライブからデータを取り出している)と書いてあるので、IO製品としては信頼性工場に資する技術であるとは思う。
コンペアする→速度が落ちる、両方読むけど片方捨てる→遅いドライブに常に引っ張られるし速度メリットの出ようがない、片方だけ読む→通常通り…ので、速度メリットがあるのは、RAIDコントローラを通してストライピング(風に?)両方を組み合わせて読むしかない…と思うのだけど、もう完全に自信がなくなってしまった。
誰かRAIDについて詳しい人がいたら教えてください。
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